
今の仕事にも慣れてきたので、そろそろ次のステージに上がりたい。
ほかの人が持っていないようなスキルを身に着けて差をつけたい。
どのような仕事に就いたとしても役立つスキルが欲しい。
という質問に答えます。
身に着けるべきスキルは、ライティングスキル一択です

今から何を学ぼうか迷っているなら、ライティングスキルを選びましょう。
理由は以下です。
- 文章でのコミュニケーション機会が増える
- みんなせっかち
- 伝わらなければ意味がない
では、一つ一つ見ていきましょう。
文章でのコミュニケーション機会が増える
これからの時代、文章によるコミュニケーションの機会が飛躍的に多くなり、自分自身が書く文章があなたのビジネスにより大きな影響を与えるようになります。
例えば、サラリーマンの場合、
既にテレワークの流れが急激に押し寄せていますが、今までオフィスで気軽にしていた会話の機会は激減し、チャットやメールによるコミュニケーションが急増しています。
今までは同じフロアにいる上司や先輩に相談し、大まかな流れを決めたうえで、文章として書き起こし、仕事を進めていたようなことでも、今後は文章のみで意思決定するようになってきます。
あなたが考えていることを、文章でしっかり表現できないと、あなたが想定していなかった方向に進んで行ってしまうかもしれません。
いくらあなたがしっかりと仕事をやっていたとしても、それを文章でまとめられないと、評価してもらえなくなるかもしれません。
このような状況がもう目の前にあるということです。
みんなせっかち
あなた含め多くのサラリーマンが、一日に何百件ものメールを受信し、それによって次の行動をしています。
みんな忙しいのです。
そんな中、長ったらしく文字数の多いメールは、ほぼ確実にスルーされます。
私自身、スルーしています。だって読むの面倒ですから。
こちらの状況も配慮せず、長文を送ってくるなんて、失礼な話だと思っています。
だから、いくらあなたが熱心に長文を書いたとしても、だれも読んでくれません。
如何に短く、シンプルに要点を伝えるかがカギです。
伝わらなければ意味がない
いくら時間をかけたとしても、相手に意図が伝わらなければ意味がありません。
余計なことを書いて誤解を招き、その誤解を解くためのメールの応酬、、なんてよく見かけますが、本当に無駄です。
自分で余計な仕事を作り、それに返事をすることで仕事をした気になる。
生産性ゼロです。
ポイントは、「あなたが何を書きたいか」ではなく「読み手に何を伝えたいか」です。
全ての文章には読者がいます。
読者が読みやすいように、理解しやすいように、読者の気持ちになって書く必要があります。
最低限考えることは、
1.題名に読者にとってほしい行動を明記する
相談なのか、承認なのか、情報展開なのか、相手に何をしてほしいのか、題名を見るだけでわかるようにしましょう。
2.結論/主張を始めに書く
あなたの意思表示です。あなたの考えを明確にしましょう。
3.理由を書く
なぜあなたがそう思うのか、簡潔に記載しましょう。
4.具体例を書く
理由の信頼性を示すために、具体例があれば記載するようにしましょう。
5.容易に想定できる反論には答えてしまう。
既に検証済みの反論には、先に応えてしまいましょう。それだけでメールの応酬を防止できます。これにより、しっかり視野を広げて考察したという信頼にもつながります。
6.もう一度結論/主張をする。
私がいつも使っている手法はこの書き方です。
このブログもこの書き方で書いています。
今まであまり考えず浮かんだままにメールを打っていた人は、最低限これくらいの形式にまとめてから送るようにしましょう。読み手第一です。
というわけで、とにかくライティングスキルを学びましょう。
ライティングは周りとの差別化が容易にできます

ちょっとライティングを勉強するだけで、あなたの周りとは簡単に差を作れます。
理由は簡単。世の中には文章の下手な人であふれかえっているからです。
私の勤める会社(一部上場の大手製造業)でも、管理職までなっていながら、何が言いたいのかわからないメールを送ってくる人はかなり多いです。
メールだけでなく、
- 趣旨に一貫性がない報告書
- 何を伝えたいのかわからないプレゼンテーション
- 専門用語だらけでしゃべっている本人しかわからない資料
などなど、かなりレベルが低いです。
要は、文章を「読者に如何に伝えるか」という観点で書けていない。
自分目線で独りよがりな文章があふれているわけです。
何せこんな状況ですから、すこしライティングを勉強すればあっという間に差が付きますよ。
仮に勉強しなくとも、読者目線で文章を書くだけで、かなり差が付くとも思っています。
というわけで、ライティングで周りに差をつけるのは、簡単です。
まとめ

さて、まとめますと、
- 今身に着けるべきはライティングスキルです。文章中心の世の中で、せっかちさんにも読んでもらえる、読み手目線の文章を書けるようになりましょう。
- 周りは文章が下手な人であふれている。少し勉強するだけで差別化できます。
というわけで、さっそくライティングスキルを学びましょうね。
こちらに、これからの働き方がわかる本をまとめましたので、よろしければ参考にどうぞ。