
仕事で自分の本音を言えず、いつも上司の言いなりになってしまう。上司の機嫌を伺いながら仕事をするのが嫌だ。本音を言ったら嫌われてしまうのではないか。。も~ストレス溜まりまくり!仕事で本音を言うのはOKなの?何かコツみたいなものあるの?
という声にお答えします。
その前に、ちょびっと自己紹介
東証一部上場の大手メーカーに15年勤務。開発部門→カスタマーサービス→海外駐在 と数多くの部署を渡り歩き、色々なタイプの上司と仕事を経験。理不尽上司に悩まされたりした中で、思考錯誤の結果、そのあしらい方も体得。今ではカナダでサラリーマンながらストレスフリーの生活をしています。多数の同僚、知り合いの相談にも乗りながら、ゆるいまま仕事がうまく行く世界観を広めています。
目次
- 本音を言っても嫌われない。賢明な上司ほど、あなたの本音を聞きたがっている。
- 本音を言う際の3つのコツ
- 先手必勝。自分の意見を先に言おう!
- 着地点は自分の意見と相手の意見の良いとこ取り。
- 相手に寄り添うということ
- 自分の意見を常に持つ癖をつけよう。
本音を言っても嫌われない。賢明な上司ほど、あなたの本音を聞きたがっている。

- 自分の本音が言えず、いつも上司の言いなり。
- 上司の機嫌を伺いながら仕事をしてしまう。
こんな感じで、本音を言ったら嫌われてしまうのではないか、自信が無いから本音が言えない、、というあなた。
本音言って大丈夫ですよ。
大丈夫どころか、最終的に感謝されちゃいますよ。
理由は、
上司も人間だからです。完ぺきな判断ができる人なんていません。
もしかするとその上司は、
多数ある選択肢の中で悩みに悩んで意思決定をしているでしょう。
プレッシャーにさらされながら、馬鹿だアホだと批判されるのを承知の上で、人知れずつら~い立場を取っているのかもしれません。
そんな状況ですから、部下からヒントを得ることが出来たら、上司は万々歳なのです。
例えば、あなたが上司に、
「本件、私は〇〇〇という方針が良いと思いますね。理由は△△△だからです。もちろん、最終判断はお任せしますが、お役に立てれば幸いです。」
何て言ってあげれたら、私が上司だったらすごくうれしいわけです。
こういった形で本音を言っていると、徐々に信頼され、逆に上司から「この件どう思う?」と相談されるようになります。
そうなったら、もう本音言い放題!
本音が言えなかったストレス何てどこえやら。
仕事も自分が出したアイデアが反映されやすいので、やる気も出てきちゃいますね。本音を言うことは、実は良いことだらけなんです。
では、どういった観点で本音を言えばよいのでしょうか?
これからそのコツを伝授いたします。
実は簡単。本音を言う際の3つのコツ

1.先手必勝。自分の意見を先に言おう!
よく、仕事で指示を仰ごうとしたときに、
「この案件、どのようにしたらよいでしょうか?」
と聞く人がいますね。
これだと、自分の意見が入っていないので、実はNGな聞き方なんです。
指示を仰ぐときは、
「この案件、私は〇〇〇のようにした方がいいと思うのですが、どう思いますか?理由は△△△だからです。」
というように、自分の意見を先に上司にインプットしましょう。
これが本音を言うときの最初のポイントです。自分の意見を先に言うことで、上司からの返事は、よほど強い思いがない限りは、あなたの意見を考慮したものが返ってくるはずです。
だから、あなたが進めたいように進められる可能性が、グンと高まります。
ちなみに、ここでは「意見」と言っていますが、これを「本音」と置き換えてもらってOKです。いつでも本音を言う必要もないと思うので、ここでは「意見」という言葉で丸めています。
2.着地点は自分の意見と相手の意見の良いとこ取り。
あなたが自分の意見を伝えたあと、相手から違った意見が出ることもありますよね。この場合どうしたらよいのでしょうか。
おすすめなのは、自分の意見と相手の意見の良いとこ取りを着地点とすること。
あなたが、自分の意見ばかり主張していては、相手の意見を無視しているのと同じ。それでは相手もいい思いはしません。
だから、相手の意見もしっかり汲んであげる必要があります。相手に配慮すること、これがコツです。
まあぶっちゃけ、あなたの意見が100点満点で一切の落ち度なし、なんてことはなかなかありません。
大体は、みんなで意見を出し合って、ブラッシュアップした方がいい結論に至ります。
ですので、自信のある意見だとしても、自分の意見が半分くらい通ればいいかな~くらいに思っていると、気持ち的にも楽かと思います。
3.相手に寄り添うということ
相手との信頼関係を築くのに、「相手に寄り添うこと」は不可欠です。
あなたが一方的に本音を言っても、相手のことを考えていなかったら、それは受け入れてもらいにくいでしょう。
相手にわかってもらうには、まずあなたが相手をわかってあげる必要があります。
例えば、最初の上司の例の場合、
- 多数ある選択肢の中で悩みに悩んで意思決定をしているだろう。
- プレッシャーにさらされながら、馬鹿だアホだと批判されるのを承知の上で、人知れずつらーい立場を取っているだろう。
といった、上に立つものとしての辛さがここにありそうです。
だからこれに配慮する。
冒頭にあげたコメントのこの太字の部分、
「本件、私は〇〇〇という方針が良いと思いますね。理由は△△△だからです。もちろん、最終判断はお任せしますが、お役に立てれば幸いです。」
ここにその配慮が入っているというわけです。
このコメントの後に、「いつもご苦労様です」と心を込めていってあげたら、上司の心にも響くはずです
自分の意見を常に持つ癖をつけよう

さて、本音を言うにも、自分に意見が無ければ本音もありませんし、意見が無ければいう練習もできないというものです。
ですので、シンプルに、自分の意見を常に持つ癖を付けましょう。
ちょっとした会話でも、会議の中でも、意見を問われたら、理由と共にあなたの意見を言えるようになりましょう。
自分の意見を持つためのポイントは、自分が相手の立場だったらどう思うか、を良く考えること。
自分の殻に閉じこもるのではなく、相手の立場に立たされた場合、自分ならばどういった考え、気持ちになるだろうか、というのを良くイメージすること、そしてこの作業に慣れることです。
さらに、どうしても自分の意見が出てこなかったら、「わからない」と正直に言いましょう。
わかったフリは、相手から見て一目瞭然でバレます。
わからないならわからないと正直に言いましょう。
まとめ

まとめますと、
- 本音を言っても嫌われない。上司はあなたの本音を聞きたがっているので、嫌われるどころか感謝され、信頼されますよ。
- 本音を言う際の3つのコツは、
- 自分の意見を先に言おう。その方が自分の意見が通りやすい。
- 着地点は相手に配慮して、自分の意見と相手の意見の良いとこ取りを狙おう。
- 相手に寄り添うことで、相手の心に響く提案ができるようになりますよ。
- 自分の意見を常に持つ癖をつけよう。相手の立場に立たされた場合、自分ならばどういった考え、気持ちになるだろうか、とイメージすることに慣れよう。
試してみてくださいね。