
今、目の前の選択で迷っている、人生の大きな岐路に立たされている、こういったときにどのようなポイントを押さえて決断したらいいの?
という疑問にお答えします。
ここでお答えする内容は、この本を読んで学んだことをベースにしています。
![]() | 一瞬で「自分の答え」を知る法 本田健/ゼン・クライア・デブラック 徳間書店 2017年06月23日 売り上げランキング :
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自分の直感を信頼しましょう

重要な決断であればあるほど、直感で決断することをお勧めします。
シンプルに言えば、その方がうまく行く可能性が高いからです。
理屈抜きに、私も経験上そう感じていますし、この本の翻訳者である本田健さんもそういっています。
本の中では、
「あなたがこれからの人生で何をするにしても、自分は答えを知っているという前提で動いてみてください。きっと、世界が変わってきます。」
と言っています。とても素敵な言葉だと思います。
少し私なりに理屈を加えると、
直感で決断する=自分の感覚を信頼する、自分がこうしたいと思ったと事に同意し自分を承認する、ということです。
自分OKと宣言することです。
これはその決断で成功しようが失敗しようが、自分OKと宣言したことで自分との信頼関係が深まります。
ですので、その結果がどうなろうが、信頼できる自分が決めたことですので、その結果に納得することができるでしょう。
この自分との「信頼関係が深まる」というのがポイントです。
では逆に、直感に従わないとどうなるでしょうか。
例えば、AとBという選択に直面していたとします。
あなたは直感ではAがいいかな~と思っています。
しかし、いろいろ調べるほどに、Bの方がうまくいくかもしれないという周辺情報が多いことが分かりました。
ここで、自分の直感ではなく、周辺情報を信じ、Bを選んだとします。
もしこの選択がうまくいった場合、Aを選ばなかったことに多少後ろ髪を引かれるかもしれませんが、Bを選んでよかったと納得することができるでしょう。
まあ、直感に従わない≒自分NGと宣言してしまっているので後々影響あるかもしれませんが、とりあえず一区切りです。
もしBを選んだ結果失敗してしまったとき、
あなたは、
- 直感に従っていません=自分NGと宣言したことで、自分との信頼関係が揺らいでしまいます。
- Bならばうまく行きそうだという周辺情報が嘘であったと、その情報のせいにしたくなるかもしれません。
- ああ、なぜあの時Aを選んでおかなかったんだ、という自分を責める思い、後悔を感じることでしょう。
ということで、いいことありません。
要は、直感で決断することが一番主体的であり、決断後に何が起ころうとも自分を信頼し、主導権をがっちりと自分の内にとどめて、自分事として納得することが出来るということです。
というわけで、自分の直感を信じて、決断しましょう。
直感と感情は別物です。直感に従いましょう。

混同しやすいので、ここで直感と感情を区別したいと思います。
あくまで私の感覚ですが、
直感は、「ふと思いつくこと」「ピンとくること」だと思っています。かなり唐突です。また「今後役に立ちそうだな」とか、「これはやめた方がいいな」というのも直感と思います。
感情は、もちろん喜怒哀楽。
うれしい、腹が立つ、かなしい、楽しいといった感覚で、体にも反応があります。
うれしい、楽しいと感じているときは、胸のあたりがわくわくします。腹が立つと、脳みそが締め付けられるようにこわばります。かなしいと、胸のあたりがギューッと締め付けられる感覚があります。
で、これらを区別しながら、自分の直感に従うということです。
例えば、直感では「Aを選ぼう」とふと思ったのに、なぜか「胸のあたりが締め付けられる」感覚を覚えたりします。
これは、直感は「Aだ」と言っているのに、感情が「Aはやだ」と言っている状態。
結論を言えば、直感に従いAを選びましょう、ということなのですが、感情が拒否しているので、その判断は容易ではないはずです。
恐怖さえ感じるかと思います。
こんな時は、なぜその感情を感じるのか、周辺状況を確認してみるといいと思います。
感情が嫌がる以上、自分の過去に嫌な体験やトラウマなどを経験したことがあり、その経験から、自己防衛として「胸のあたりが締め付けられている」のかもしれません。
過去は過去ですので、現在とは別物です。
ここはよーく時間をとって、自分の気持ちを感じ、過去を振り返ってみてください。
自分がなぜこの感情を覚えるのか、ある程度原因が分かれば、今直面している決断と、過去の出来事の関連性が無いことに気づけて、Aを選ぶハードルが下がってくるでしょう。
というわけで、直感と感情は別物です。直感に従いましょう。
「~すべき」「~する必要がある」には注意しましょう。

「~すべき」「~する必要がある」は思い込みの可能性が高いです。
「~すべき」「~する必要がある」「~しなければならない」といった考えは、過去に学んできた価値観をベースにしていることが多いからです。
親から学んだこと、友人関係で学んだこと、学校で学んだこと、社会に出てから学んだこと等々。
こうして培われてきた価値観は、あなたの内側から出てきたものでは無く、外側から半ば強いられて吸収してきた価値観です。
「べき」「必要」「ねばならない」と聞いて、気分が晴れやかになることはとても少ないのではないでしょうか。
それは、自分が本当は信じていない価値観だからかもしれません。
「~すべき」「~する必要がある」といった状況に出会ったら、自分の直感を働かせ、本当に「すべきなのか?」「する必要があるのか」という疑問を持つようにしましょう。
そして直感が出す答えに従いましょう。
ちなみに、このブログでは「べき」とか「必要」とか決めつけるような書き方を意図的にしています。
これは目的があり、あくまで私の主張ですので、あなたがこれに必ずしも従う必要はありません。
あなたが、この話が自分に約に立ちそうだ、と感じたら、行動すればいいと思います。
「べき」も「必要」も悪者ではなく、使い方を注意すれば、とても便利な道具にもなります。
というわけで、「~すべき」「~する必要がある」はあなたの思い込みの可能性が高いですので、直感を働かせて見極めるようにしましょう。
まとめ

まとめますと、
- 自分の直感を信じて、決断しましょう。
- 直感と感情は別物です。直感に従いましょう。
- 「~すべき」「~する必要がある」には注意しましょう。
ということです。
私はこういった考えをこの本に教えてもらいました。
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直感に従うと、今までタブーたと思っていたようなことでも、するっとうまく行くのが驚きです。
最初は小さいところから実践を始めて、少しずつ直感に従う回数を増やしていければよいと思います。
私はこの方法で、自分の職場環境をガラッと帰ることに成功しました。
日常は小さな決断の連続とも言えます。
現状を変えたい人にとっても、この本は絶対におすすめですよ。
それでは。